多国籍マジカル食堂
4月12日の夜、富士吉田での打合せ後の会食で「糸力」を訪れた。ここは、釣り好きなあの糸井重里さんにカレーが絶賛され、一躍有名になったというお店。上はお店に置いてあったカードからのキャラクター抜粋画像(キャラクター・デザイン=祖父江慎・糸井重里)。予約できないので夜の部開店の4時半以降は、行ってみるまで入れるかどうかわからないというハラハラ食堂なんだけど、幸い当日は入店出来てラッキー!
全国の地酒がいっぱいあって「今夜は新潟の八海山を飲んでみるじゃん」なんて楽しみは下戸のぼくには無縁なのだが、何を食べてもすごくおいしい!
当夜は2回目。最初来た時にはそのメニューの多様さに圧倒された。有名なカレー類をはじめ、前菜サラダの品々や季節の旬の素材を使ったつまみの一品料理類、揚げ物、肉料理に刺身、パスタに蕎麦やラーメン、そして定食類からはては中華まで、お店の四面は壁が見えないほどメニューだらけで首が痛くなってしま いそう。ないものを探す方が難しい。普通ちょっと考えると「こんなに小さなお店でそんなにいろいろ出来るわけないじゃん」なのだが、そこは糸力マジック、何が出てきてもおいしいんです。回転がいいんでネタが新鮮、多彩な料理も基本はひとつ、といろいろ臆測してはみるけど、結局は腕とセンスなんだと思う。見習うべきことはたくさんありそう。
何と言っても「糸力(イトリキ)」という屋号がいい。ご主人の宮下さん(富士吉田には宮下姓が多い)のお母さんが命名したとか。機織をして育ったお母さんは「一本の糸は切れても、100本、200本の束となった糸は切れぬから、一歩一歩信用を紡いでほしい」と名付けたんだとか。ぼくらも織物に関した打合せでここ富士吉田を訪れていたので、何か見えない糸に導かれてここまでやって来たのかな。
ディープなサイトもオススメです。時間があったら「糸力窓女(マドンナ)」(182人もいるのだ!)をじっくりチェックしてみよう。