満開の花壇から「くだもの広場」
のガラスドームを望む。

2007.5.14

五月晴れの午後、山梨市の「笛吹川フルーツ公園」へ。公園内「くだもの広場」の「オーガニック・カフェ」を経営している石和観光会館の山野さん(他に公園内ではレストランや「赤松の湯ぷくぷく」も経営)が、旬の苺を使ったソフトクリームを食べにこないかと招いてくださったので、昇仙峡菅原屋の田中正喜さんを誘って訪ねる。
平日だったこともあり、この時期としてはめずらしいそうだが、園内は閑散としている。カフェは直径55mもある半円球のガラスドームの最上部にあって、地元採れたての果物を使ったジェラートや軽食が手軽に味わえるという趣向。苺のソフトクリームやブルーベリーのシャーベット、そしてビターな大人向けのコーヒー・ソフトクリームなどを賞味する。数多くの自社商品を手がけ、特に味覚に抜きん出たこだわりを見せる山野さんらしく、どれもとてもおいしいものばかり。でもそこは辛口批評が身上のぼくらなので、すかさずショップのインテリアをはじめ数々の問題点を鋭く指摘。ご馳走になった上に言いたい放題、いい気なものである。山野さん、これ愛の無恥(鞭)です。ご海容ください。
公共施設からその運営を指定管理者に委譲された、このような施設は全国に数多い。共通するのは施設内のあちらこちらを吹き渡るすきま風である。辻褄合わせともたれ合いのシステムから発生してしまう、このようなすきま風はどうにも防ぎようがないようだ。各セクションを任される業者さんも、鉄アレイを足に括り付けられ「さぁ、どうぞ存分に運営を」と言われても、辛いものがありますよねぇ。管理する人たちはこの時代に生きる人々に向かって自分たちが運営管理する施設の扉はどのように開かなければならないか、本気で考えてみたことがあるのだろうか。ぼくらは多くの税金が注ぎ込まれたであろう広大な園内を歩きながら、すきま風に吹かれながらぼんやりとそんなことを考えてみた。